【TOEFL各セクションの対策】

ここでは、TOEFLの各セクションのたいさくについて解説していきます。ぜひ、今後のTOEFLのための英語学習に活かしてください。


【Reading】

TOEFLを全く受けたことがない、あるいはTOEFLの出題傾向がよく分からない場合、あなたがするべき最初のことは「Academic English」に出てくる単語の習得です。

 

「Academic English」とは、大学の授業でよく使われる英語です。TOEFLでは、特に理系分野の問題が多いので、まずはそこから集中的に覚えていきましょう。

 

代表的な理系分野の単語を一部記載しておきます。

  • Chemistry  化学
  • Biology    生物学
  • Geology      地質学

理系分野の単語をできる限り多く覚えると同時に、Readingの出題問題になるべく多く触れていきます。Readingに必要な技術を実践で学んでいきましょう。

 

<本文の読み方>

 

よっぽど速く読める人でなければ、全文を読む時間はありません。

 

ですので、「スキミング」と「スキャニング」ができるようになりましょう。

  • スキミング:ざっと全体を読んで、メインアイディアや主な主張などを見つけ出す
  • スキャニング:設問ある情報を探して、周辺を集中的に読む

 

<問題の解き方>

 

Readingの出題問題は、大きく分けて以下のようになっています。

  1. Basic Comprehension Questions(基本問題)
  2. Inference Questions(推論問題)
  3. Reading to Learn Questions(Category ChartやSummaryを完成させる問題)

1は必ず押さえらえるようにしていきましょう。

 

<時間配分>

 

TOEFLのReadingで気を付けるべきことは、いかにして時間をうまく使うかです。ついついある問題に時間をかけ過ぎてしまい、後半で費やす時間が無くなったりします。

 

全ての問題は同じ点数、つまりどれも「1点」です。ですので、少し考えて解答が分からない問題は、ひとまず置いておいて他の問題に取り掛かりましょう。


【Listening】

Listeningの問題は、教授やアドバイザーなどの大学関係者と学生との会話が出題されます。内容は、学生が教授やアドバイザーに自分の抱えている問題を相談する、という設定がよく出されます。

 

ですので、「問題」と「その解決策」を示すフレーズを確実にしていきましょう。例えば、このようなフレーズです。(出典:TOEFL Web Magazine)

 

<問題点を示すフレーズ例>

  • My problem is that...
  • I'm having a hard / tough time ~ing...
  • I can't seem to...
  • I was wondering if you could...
  • I wasn't really expecting...

<解決策 を提案するフレーズ例>

  • How / What about...?
  • Why not...?
  • It might be a good idea to...
  • What would you say to...?
  • What do you think about...?
  • Shouldn't you...?

<講義のポイントを示すフレーズ例>

  • There are three reasons why...
  • A major development in...
  • Why it was so important is that...
  • What I want to focus on today is...

<情報の役割を示すフレーズ例>

  • On the other hand...(対比)
  • On the contrary...(比較)
  • Similarly...(類似)
  • And in fact...(強調)
  • Furthermore...(追加)
  • A term for...(用語の定義・説明)
  • For instance, ...(例示)

<結論を示すフレーズ例>

  • As a result, ...
  • Consequently...
  • In the end...
  • From this we can see that...

フレーズ習得の次に進めていきたいのが、実際のアプローチ方法を覚えることです。

 

以下のように進めていくといいでしょう。

  1. スコアと正解数の関係を知る
  2. パターン問題を知る
  3. メイントピックとアイディアを知る
  4. メモの取り方を知る

それぞれに関して、詳しく解説していきます。

 

<1.スコアと正解数の関係を知る>

 

Listeningの問題は、33問あるいは34問です。下の表は、それを30点に換算したものになります。目安としてみてください。(出典:TOEFL Web Magazine)

素点 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24
換算点 30 29 28 27 26 25 23 22 21 19

<2.パターン問題を知る>

 

パターン問題とは、Problem & Solution(問題と解決)問題です。

 

よく出るのは、このような形式です。

 

会話:学生の悩みについて、教授やアドバイザーが解決方法を提案する

対策:ほとんどの場合、学生は冒頭で悩みを話すので、しっかり聴いてメモを取る

 

講義:ある事象において問題が発生し、それについて提案・実践例などが紹介される。結果や影響などが話し合われる

対策:教授の発言で、問題点を示すネガティブ表現に注意。

 

「問題」と「その解決策」を示すフレーズ例文を参考にしてください。

 

<3.メイントピックとアイディアを知る>

 

これは問題文が決まっています。よくあるバターンとしては以下のような文章です。

  • What are the speakers mainly discussing?
  • What is the main idea of the lecture?

対策としては、2とほぼ一緒になります。大事なことは必ず最初に言うので、しっかり聴きとってメモと取るようにしてください。

 

<4.メモの取り方を知る>

 

ほとんどの場合、冒頭ではこれから話す内容のメイントピックが紹介され、そこから具体例を示しながら話が進みます。

 

文章でメモを取るのが難しいようであれば、最初は「重要と思われる」単語のみでもメモを取るように練習してみましょう。

 

そこから、短い文章のメモ、そして長い文章のメモが取れるよう、練習をしていってください。

 

ただし、メモを書くことに集中しすぎないように気をつけるようにしましょう。大事なのは、「論議全体がしっかり把握できているかどうか」です。初心者がいきなりできることではありませんので、練習を重ねて「重要な内容」を聴いてメモを取れるようにしましょう。

 

「重要な内容」を話す時は、声のトーンが変わるときが多いです(高くなる、低くなる、速くなる、ゆっくりになる)。そのような変化を聞き漏らないことが大事です。

 

また、話の内容を変える言葉にも注意してください。反例である場合も多く、議論を構成する重要な要素になるからです。

 

「全てを把握して、重要な個所は全部メモを取らなくてはいけない」と考え、萎縮してしまうかもしれません。

 

しかし、全てを把握する必要はありません。「ここが分からなかった」という部分は、実は全体を把握するために必要ないかもしれません。特に、本番では「聴き取れなかった箇所はあきらめて、次に行く」という気持ちで、焦らずに聴いていきましょう。


【Speaking】

Independent Taskでは、自分の意見を述べることが求められます。こういった問題では、以下のステップを踏むといいでしょう。

  1. 自分の意見を述べる
  2. その理由を補足・説明する
  3. 結論

1~3に対して、決まったフレーズがありますので一つずつ習得してください。(出典:TOEFL Web Magazine)

 

<1.自分の意見を述べる>

 

A is my favorite....

I believe that .... is very important.

I agree / disagree that / with .....

In my opinion, A is more ..... than B.

 

<補足・説明>

Most importantly...

One reason is that...

In my experience,...

I usually...

 

<結論>

This is why I think ...

 

また、普段からいろいろなトピックに触れておき、「自分だったらこう言う」という訓練をすることをおススメします。毎日トピックを一つ選んで練習するといいでしょう。

 

Integrated Testでは、ReadingとListeningが加わった総合的な英語力が求められます。

 

まずはReadingですが、時間は50秒です。告知文などが多いのですが、どのような内容なのかを短い時間で把握する必要があります。

 

文章の構成としては、以下のようになります。

1.変更や決定事項の内容

2.なぜそのようになったのか(理由や影響など)

 

そして、それに対する反応として、学生が議論をしている音声が流れます。ここでも、同じような流れで話が進みます。

 

つまり、1.学生の意見、2.その理由、という順番です。音声が終わったら、発言内容をまとめるのに30秒、そして60秒の発言時間が与えられます。

 

発言は、先ほどIndependent Taskの箇所で説明したとおりの順番でやりましょう。 

 

Integrated Taskには、ListeningからSpeakingへ移るものもあります。このような問題は、1分~1分30秒のレクチャーがあり、それに関して発表するものが多いようです。

 

基本的には、今まで同じように行ないます。つまり、レクチャーの内容に関するメインポイントとそれをサポートするアイディアを聴き取るのです。

 

そして、あなたが発表するときも何度も同じことを言いますが、1.レクチャーのメインポイント、2.メインポイントをサポートするアイディア、この2点をレクチャーで出てきた例を用いながら話をしていきます。

 

60秒という短い時間ですので、ポイントのみを発言することが求められます。しっかりとメモを取り、ポイントを明確にしておくといいでしょう。


【Writing】

「Essay(小論文)を書く」ということに、緊張してしまうかもしれません。

 

しかし、まずはしっかりとした文章を作ることに心掛けましょう。一部ですが、TOEFLで使える表現を記載します。

 

<It is(形容詞)to do / It is(形容詞)that S + V>

 

例文:It is very difficult to speak up in front of many people.

            It is so surprising that I got a perfect score on the final exam.

 

<Although / Even though / Even if>

 

例文:Although I have tried so hard, I still cannot pass the test.

            Even though I stayed up all night, I could not finish my essay.

            Even if you visit me tomorrow, I won’t be there.

 

そして、Independent TaskおよびIntegrated Taskで確実に点を取りたい場合、採点者がessayのどのような点を重視するのかを知っておく必要があります。

 

採点基準は一般公開されていますので、よく読んでおきましょう。全て英文で書かれていますが、練習のつもりでしっかり読んでみてください。

 

実は、TOEFLテストの開発・運営を行なっている米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)は、学習者のためにTOEFL TVという公式動画をYoutubeで公開しています。

 

この動画では、セクションごとに学習のコツを解説しているだけでなく、TOEFLを勉強した人たちのインタビューや留学するメリットなどのインタビューなどもあります。

 

 

全て英語ですが、字幕機能を使って聴いてみるのもいいでしょう。英語学習をしながら、アメリカでの大学生活に思いをはせるのも、良いのではないでしょうか。